GS1-128とは、流通・製造・物流・サービス分野における商品関連情報や企業間取引情報をコード番号で体系化し、その識別コード番号と商品関連情報、及び企業間取引情報を「コード128」というバーコードシンボルで表現したものである。UCC/EAN-128という仕様名称は、2006年1月からGS1-128に変更されている。つまり、GS1-128とは、
・商品関連情報と企業間取引情報の「識別コード番号」
・表示方法としてのコード128という「バーコードシンボル」
の両者を総称したものである。
具体的には、商品関連データ (製造日、賞味期限、薬効期限、使用期限、製造番号、ロット番号等) 企業間取引データ(注文番号、梱包番号、請求先企業コード、出荷先企業コード等)
これらのデータの先頭に、2桁から4桁の識別のためのアプリケーション識別子(略称AI:Application Identifier)と呼ばれるコード番号を付ける。商品パッケージ、段ボール箱、パレット等にはラベルにより表示するのが一般的である。
国内の主なGS1-128利用動向
医療材料業界での利用例
99年10月、日本医療機器関係団体協議会は医療材料業界の統一商品コードとしてJANコード、印刷表示としてGS1-128バーコードとする業界決定を行った。01年度業界では、メーカー、卸売業、医療機関三層のモデルシステム実証のために「医療材料物流システム設備整備事業」を実施した。日本製薬工業協会、日本医薬品卸業連合会でもGS1-128の利用研究を実施している。これに呼応して、国立病院、国立大学附属病院、団体病院、私立病院では患者の安全性確保の視点から、GS1-128による医療資材の調達合理化を手始めに院内物流管理、オーダーリング、使用実績管理、診療報酬請求、財務管理会計システム等の導入が進められている。
コンビニエンスストア業界での利用例
コンビニエンスストアの公共料金等の代理収納は、02年7月からGS1-128表示の振込票を使用する新システムで実施される。これにより請求書発行企業およびコンビニエンスストア業界では、従来のJANコード3段/4段読取に起因するシステムの複雑化やトラブルの解消、振込票に占めるシンボル表示面積の削減、等の効果が期待される。
コンビニエンスストア業界の払込取扱票
安全・安心の確保のためのGS1-128の利用の拡がり
食肉業界では「国産牛肉トレーサビリティ法」が施行され、標準物流ラベルとしてGS1-128バーコードが03年6月からメーカー・卸売業間で、また04年12月から卸売業・小売業間で、また管理対象アイテムも豚肉、鶏肉等に利用拡大している。
医療業界では生物由来製品(ヒトや動物を原料とする医薬品、医療材料のこと)等のトレーサビリティ管理が改正薬事法によって義務化され、医療安全や安心を確保する視点からシステム構築がなされ、医薬品・医療材料にGS1-128の利用が拡大している。
食肉業界の標準ラベル例
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