- バーコードリーダーのインターフェースについて
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1.USBインターフェース
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・USB-HID (USBキーボードインターフェース)
USB-HIDはPCに標準搭載されているキーボードドライバを使用しますので、USBを接続するだけで入力デバイスとして認識されます。
バーコードリーダーで読み取ったバーコードのデータは、PCアプリケーションのカーソル表示位置にデータの先頭から入力されます。
キーボードからの直接入力と併用するアプリケーション等にお使いになれます。
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・USB-VCP(USBシリアルインターフェース)
USB-VCPは仮想シリアルポート(COMポート)でシリアル通信を利用するためのインターフェースです。
PCに標準搭載されているドライバ、または専用のドライバで、PCにシリアルポート(COMポート)を構築します。
標準搭載されているドライバが使用できない、または専用ドライバがインストールされていない場合には、 バーコードリーダーで読み取ったバーコードのデータはPCへ入力されません。
また、PCへ入力されたバーコードのデータはキーボードの入力形式(キーコード)とは異なるため、 読み取ったデータを表示するには、使用するアプリケーションがバーコードリーダーで入力されたデータを表示するための機能を備えている必要があります。
組込みソフトウェアへの入力機器や、シリアル通信をサポートしているシステムへの導入が可能です。
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・USB-OEM
USB-OEMは各種POSシステムと接続するためのインターフェースです。
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※USB3.0規格について
当社取り扱いのバーコードリーダーはすべてUSB2.0のケーブルが採用されております。 ご使用時はUSB2.0ポートに接続してご使用下さい。
USB3.0は通常USB2.0と互換性がありますが、USB3.0ポートに接続した場合の動作につきましては保証致しかねます。
なお、ご使用のPCのメーカーよりUSB2.0のドライバが配布されている場合がございます。 ドライバが配布されているPCのUSB3.0ポートに接続する場合にはPCメーカーホームページ等よりドライバをダウンロード、インストールしてからお使い下さい。
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・USB-HID (USBキーボードインターフェース)
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2.PS/2コネクタ(キーボードインターフェース)
PS/2コネクタは通常PCとキーボード・マウスを接続するためのインターフェースです。
USB-HID(USBキーボードインターフェース)と同様にPS/2コネクタを接続するだけで使用が可能で、 バーコードリーダーで読み取ったバーコードのデータはアプリケーションのカーソル表示位置にデータの先頭から入力されます。
ご利用の際には、PCにPS/2コネクタ(紫色)が搭載されているかご確認下さい。
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3.RS-232C
RS-232Cはシリアルポート通信のインターフェース規格です。
シリアルポートが搭載されているPCでは多くの場合COMポートが既に割り当てられているためドライバのインストールは通常不要ですが、 USB-VCPと同様PCへ入力されたバーコードのデータはキーボードの入力形式(キーコード)とは異なるため、 読み取ったデータを表示するには、使用するアプリケーションがバーコードリーダーで入力されたデータを表示するための機能を備えている必要があります。